DMM.make AKIBAその全貌


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現在秋葉原に一大拠点を建設中のDMM.make AKIBAに訪問させて頂きました。
日本一の3Dプリントサービスビューロの新規大規模拠点がどのようなものかは日本中の3Dプリントユーザーが気になるところかと思います。
まず場所ですが、秋葉原の富士ソフトビルの10F,11F,12Fの3フロアから構成されており、10Fが加工機械設備(後程説明)、11Fが3Dプリンターセンター、12Fがテックシェアオフィスになっております。
入るのがちょっと難しいのですが、まずエレベーターで4Fのエントランスに行ってセキュリティーゲートを通過後また別のエレベータで11Fに行く、ちょっと面倒なビルセキュリティーになっていました。

最初に11Fの3Dプリンターセンターを訪問、清潔感のあるエントランスには3Dプリントされた造形品の数々が並んでおります。(後程紹介)
奥に行くと実際に稼働している3Dプリンターがズラリと並んでおりましたので紹介させて頂きます。

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まずアクリルプリントでお馴染みの3D SYSTEMS Projet 3500HD Maxが並んでおります。
一般ユーザー向けのアクリルプリントがまさにこれです。しかしこれらの機械は近日中に加賀の拠点に全てお引っ越しするとのことです。
これは石膏プリンターと同様、一般向け大量生産プリンターは加賀の拠点に全てシフトして、秋葉原の拠点には最新3Dプリンター、法人向け3Dプリンターをメインとして置いていくようです。

あと今回の見学でクライアント様の造形品だけ撮影NGでしたので、写真はナイですが、アクリルやABSライク樹脂のサポート材を除去しているブースもありました。
サポート材除去という二次加工は大変手間がかかるところで、一部の3Dプリンターサービスを行う業社ではサポート材を付けたままユーザーに送る所もあるくらい、サポート材というのは厄介なものです。
しかしDMMではサポート材全てキレイに除去し、お客様に納品してくれます。物凄い量のサポート材が付いた、造形品がたくさん置かれておりまして、それをお見せするとサポート材除去が大変だということが伝わると思うのですが、お見せできないのがとても残念です。

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そして驚いたのが、ストラタシス社のFortus 400mcが設置されていたこと!しかも2台!

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Fortus 400mcという機械は、FDM方式なのですが、単なるFDMではなく、11種類のエンジニアリングプラスチックを造形できる凄い3Dプリンターです。
その中にはポリカーボネート樹脂やナイロン12なども含まれます。ABSだけでなく、耐候性のあるASAも造形できることにも注目です。
まだ本格的な稼働には至っていないようです、一台はまだ制御PCすら繋がっていない状況でした、1台5000万円くらいする機械だけにヨダレが出るくらい欲しい3Dプリンターです。

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カラープラスチックが造形できる Objet500 Connex3です。この機械は以前から稼働しておりますが、個人にはサービス展開していない法人向けの機種です。
個人の場合、DMM.makeサイトからの3Dデータアップロードになりますが、Connex3のカラーデータというのは色別にデータが別れてしまうので、現在のWEBシステムでは対応できないという大きな理由があります。
色も指定された色見本の中からの選択となるためフルカラーとは正式に言えません。

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ホワイトアクリルなどを造形しているCONNEX500 これは一般ユーザー向けの機種になります。

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そして光造形機であるiPro 8000、工業用のアクリル樹脂造形に使用しますのでこちらも法人対応プリンターになります。
造形中は液層の中に造形品が沈み込んで行きますが、撮影した時はちょうど造形品が完成し上に上がってきたところでした。

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製造現場もまだ建設工事中といった所でしょうか、まだまだ配置換えが行われそうな感じでした。

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その他にもレーザーカッターやUVプリンターも設置されており、オリジナルiPhoneケースなどの量産体制が整っておりましたが、これらも全て加賀の拠点に全て移行するとのことでした。

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先ほどのサポート材除去ブースとは別に、本格的なサポート材除去施設もありました。
手で除去する前の下処理を行うための機械がたくさん並んでおります。

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サポート材を溶かす溶剤は3Dプリンターメーカー各社でバラバラであるため、それらの対応や、会社独自のサポート材除去技術が詰め込まれたすごい設備です。

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コチラは実際には稼働していない3Dプリンターなのですが、紙で積層するタイプの3Dプリンターです。
プリンターメーカーさんからのお願いで展示しているそうですが、素材が紙であるため、サポート材が取れにくいなど造形的な問題があり、使用していないとのことです。

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紙3Dプリンターで造形したオレンジの模型、石膏タイプと同様色を入れながら積層していくためフルカラーで出てきます。

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積層による等高線はこんな感じです。発色はなかなか良かったです。

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人の顔モデルの場合は、石膏に似ていますね。普段石膏で慣れているため、持った感じは軽く感じました。

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オリジナルスマートフォンケース
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UVプリンターやレーザーカッターがあればオリジナルスマフォケースも自由に製造できます。
しかも加工料金が格安なのもユーザーが利用しやすくて良いですね。

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おなじみの石膏素材によるフルカラー3Dプリントモデル

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ナイロン3Dプリンターで製作されたイスの大きさは、本当に人が座れるくらい大きなサイズです。

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CONNEX3で造形したカラープラスチックのサンプル、カラープラスチックは臓器モデルの3Dプリントにも物凄く適しております。

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フィギュアの仕上がり具合も上質です。まるで大量生産されたフィギュアのような見た目です。
薄い緑色はABSライク、右側の透明色はアクリルです。どちらも牙の先端の細い部分までちゃんと出力されており、欠けたり折れたりもしていません。

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以前も紹介しましたが、硬さのサンプル造形品、これは写真じゃ伝わりませんが柔らかいものから硬いものまで色々あります。

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これはCONNEX3で造形した人物フィギュアですね、モデルはメドコネクト株式会社代表取締役の花田さん!

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石膏を出力できるProjet 660PROは加賀にあるため、機械こそ見られませんでしたが、出力したサンプルはたくさん展示してありました。

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アクリル高精細による3Dプリントで出力した戦車プラモデル。
まさに射出成形のプラモにしか見えませんが、3Dプリントです。ランナー、ゲートまでもが再現されている本格的プラモは、もちろん本当に組み立てられます。

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実際にガレージキッドの販売もされているとのことでした。
3Dモデリングができれば自分オリジナルのプラモデルを自由自在に作れる時代なのですね。

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コチラはナイロンに染色したタイプ、100mm角以内の造形品であれば赤や黒など特定の色に限り染色を施してくれます。

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これは金属光造形で作られた金属製のパイプフレーム、金属光造形は複合加工とかではないため、鋳肌であるもののとてもキレイな仕上がりです。

DMM.make AKIBA
東京都千代田区神田練塀町3番地 富士ソフトビル11階


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