製造終了ホイールキャップを3Dプリンターでリメイク


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本日の話題は東京のお客様から依頼された仕事のお話です。写真はホイールキャップで、通常乗用車のホイールは4つまたは5つのナットで締め付けられております。このキャップはそれらのナットを隠す部品の一部です。
見ての通り傷や割れが目立っております。

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8箇所あるはずのツメは2本が折れており、ひび割れているため部品そのものの強度が低下してしまっています。更に言うとこの製品自体が昔の製品でメーカー製造終了品であるためアフターパーツとしての交換部品がありません。
そこで新たに3Dプリンターを使って新品のホイールキャップを作れないかと相談を受けました。

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まずはモデリング。採寸しながら寸法を与えていきます。特に破損している部分に関しては予測です。形状が残っている部分も経年劣化で本来の寸法と異なっている可能性もあるため慎重に設計します。

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3Dモデルが完成、今回はハマる相手部品が供給されなかったため、社内でのテストができませんでした。

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この状態で本番のアクリル光造形に入るのはとてもリスクが高いため、弊社のFDM機で試作を3Dモデルがプリントしそれを一旦東京に送ってテストしてもらい、トライアンドエラー方式で形状を煮詰める作戦にしました。
東京でのテストは複数回行われ、そのたびに形状を修正しました。

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そしてついに形状が決定し、アクリル(ブラック)による3Dプリントを施したのが写真のものです。

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高強度かつ高精度、見た目もとても綺麗で美しい出来栄えです。車のホイールキャップですので4個3Dプリントしました。

他の写真はギャラリーにて

以上のように、壊れたメーカー製造終了品でも、ある程度の形さえ残っていれば新たに3Dプリンターで複製品を製作することは可能です。
プリント素材には工業用プラスチックも各種ございますので、成形品並の高強度で3Dプリントが可能です。今回に似たような事例で複製品作成のご希望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
※ステッカー等はリメイクの対象外です。


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