業務用3D-CADのイニシャルコストってどれくらい?


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本日は業務用3D-CAD導入時のイニシャルコストについてのお話です。企業向けの話題になります。
まず3D-CADを導入する際にかかる費用を大きく分けると下の3項目になります。
①3D-CADのライセンス費用
②3D-CAD専用のワークステーション費用
③3D-CAD講習費用
この他にも会社内で人を育てるときに必要な先行投資もあるかもしれませんが、おおまかにはこの3つが挙げられ、3D-CADのメーカーや種類・グレードによって大きく異なっていきます。

3D-CAD本体の価格

全ての3D-CADの価格を列挙していると大変ですので、今回はオートデスク社の「Autodesk Infrastructure Design Suite」とダッソーシステムズ社の「SolidWorks」を例にあげて解説致します。

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まずAutodesk Infrastructure Design Suiteについてです。Autodesk Infrastructure Design Suiteとは主に建築や土木の分野で使われる3D-CADソフトで、BIM(Building Information Modeling)やCIM(Construction Information Modeling)に対応した3D-CADシステムとして世界一有名なソフトと言えます。
最新版の価格は2016年になりますが、そのライセンス形態は昨年2015年と異なっております。
まず、「Standard」「Premium」「Ultimate」の順で価格が上がり使用できるソフト数が増えていく構図は同じなのですが、2016年の場合は、シングルユーザーとマルチユーザーでその価格が分かれてます。つまりマルチユーザーで契約することにより1ライセンスあたりの価格がお安くなるという仕組みになります。もちろん今までも商社から3D-CADを購入する場合に複数ライセンス購入割引とかはあったかと思いますが、CADメーカーからこのようなプランが出るとユーザー側も更に購入しやすくなることもあるかもしれません。
これらの価格はあくまでも定価ベースの価格であり、実際販売代理店で御見積をとった場合の価格とは異なることがあります。
また別途年間保守料金も必要になります。

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他にも月額利用タイプの契約もあり、必要に応じた期間のみ利用することも可能です。
こういった月額制ライセンスの流れは、3年前に登場したAdobe社のクリエイティブクラウドの流れが強い影響を及ぼしていると推察できます。
更に30日間であれば無料で体験することも可能ですし、割愛しますが、安価な学生・教育期間向けライセンスのラインナップも存在します。

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次にプロフェッショナル向けメカニカル系3D-CADとして世界一のライセンス数を誇る「SolidWorks」の価格についてです。
SolidWorksも同じく「STANDARD」「PROFESSIONAL」「PREMIUM」の順番で高価になっていくライセンスラインナップとなっています。
こちらも一般の小売店では販売されておらず、販売代理店から購入する必要があり、販売代理店の御見積で価格は前後致しますが、大雑把な価格は図の通りです。
こちらも年間保守料金(サブスクリプション契約)を結ぶことにより、毎年のバージョンアップ、サポートなどを受けることができます。

3D-CADを快適に使うために必要なワークステーション

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業務用の3D-CADは、一般的なパソコンでも動作はしますが、不安定で操作性に保証はありません。もしもの時に大切なデータを消失しないためにも、3D-CADメーカーから推奨されているワークステーションで3D-CADを使いましょう。
ワークステーションは大きく分けて2種類、据え置き型のディスクトップタイプか、持ち運びが自由なモバイルタイプになり、弊社では講師業務などで出張が多いためモバイルワークステーションを導入しております。
ワークステーションの特徴は3D-CADメーカーが推奨しているグラフィックボードを搭載しているため、万が一3D-CADシステム側のトラブルが合った時に、対処法の指導や、グラフィックボード用アップデートファイルなどが配布されます。価格はメーカーやグレードによって異なりますが、安いものでも30万円台の機種、高いものは50万円を超える機種もあります。

忘れちゃいけない大切な教育

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3D-CADを使える環境を整えた後は、人材の教育となります。3D-CADの中身は非常に奥が深く、すべての機能をマスターすることはほぼ不可能と言えます。
そこで自社が必要とする機能をピックアップして、そこを重点的に反復することにより実戦で使える技術が身につきます。
大手の3D-CADベンダーではテキスト付きの講習などを行っていることもありますが、自社案件内容とかけ離れていると、講習後に実戦投入することができなくなってしまいます。
そこで弊社のSolidWorks講師業務は基礎から応用までの操作技術の他に、自社案件課題を一緒に3Dモデリングしていくことで、講習後の即実戦投入が可能となる教育プログラムとなっております。
実際高価な3D-CADを眠らせているお客様をいくつか見てきております。せっかく購入した3D-CADですから、投資を回収するためにも使えるCADにしなければなりません。

まとめ

・3D-CADはユーザーに合わせて色々なライセンススタイルが存在する。
・3D-CADを使うためには専用のワークステーションが必要。
・3D-CADの教育カリキュラム次第で実戦で使える3D-CADになるか否かが決まる。

弊社では3D-CAD導入のお手伝いを行っております。
3D-CADの販売代理、ワークステーションの販売代理、3D-CAD(SolidWorks)の講師業務
トータルで皆様の3Dデータ作成を応援しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。


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