CubeXと比較してMF-1050の良い所6選


cubex_vs_mf1050
同じ武藤工業(ムトーエンジニアリング)社からリリースされている3Dプリンターであるものの全く性格が違う2機種
今日はCubeXとMF-1050を比較してMF-1050の良い所を6つ挙げてみることにします。

①とにかく本体が軽い!
以前のブログでも書きましたがCubeXは1人で持つことは出来ないくらい重たいプリンターです。
MF-1050は17Kgですので持とうと思えば普通に持てる重量です。
弊社のMF-1050はレンタル機として使用しますので、持ち運びのことを考えるとこの軽さは非常にありがたいです。

②造形テーブルにヒーターが入っている点
造形テーブルにノリなどを塗ってから造形しないと造形物がテーブルから外れてしまうのがCubeXでした。
MF-1050はテーブルにポリイミドテープが貼られており、更にテーブルそのものがヒーターで熱せされるため、何も塗らない状態での造形が可能です。
ヒーターで熱せられているため、造形品のゆがみ等、急激に冷却された時に起こる変形などがないのがとても嬉しいです。

③Z軸の安定性
これも以前のブログにも書きましたが、MF-1050のZ軸は左右に配置されたツイン構造になっているため上下運動がとても安定しています。
CubeXも支持しているZ軸シャフトは2本あるのですが、位置が後ろになっているため前方に力を加えられた時には脆弱性が出てきます。特にCubeXはZ軸の移動=重たいガラス製テーブルの移動になりますのでその負荷も容易に想像できます。
MF-1050のシャフトはちょうどプリンターの真ん中に配置されており、さらに言えばZ軸で軽いヘッド(ノズル)だけが動いているので安定性を感じられます。

④フィラメントが安い!そしてチップレス!
MF-1050のフィラメントが安いのではなく、CubeXのフィラメントが高過ぎるのです(ボッタクリレベルと言えます)
MF-1050のフィラメントは購入するところにもよりますが1Kgのリールで5,000円前後、CubeXのフィラメントはなんと18,900円しかも使用できる量は600g程度しかありません。
更に言うとCubeXのフィラメントは完全密封タイプのリールで、ケースにはチップが内蔵されておりフィラメントの使用量を常に記憶しております。チップに不正があると本体が動かないめんどくさい仕様の3Dプリンターなのです。
以前までアメリカから輸入してそのまま販売されていたリールには内部に致命的な欠陥があり、動作中にフィラメントが詰まって出てこないトラブルが度々ありました。武藤工業にて全てのボビンをブラスチック製に交換して出荷する対策までとられていたくらいです。

⑤コストパフォーマンスが高い
CubeXのシングルヘッドが現在398,000円するのに対して、MF-1050は210,000円と価格は倍違います。
フィラメントの価格も前述しましたが、CubeXは3D SYSTEMSから輸入している3Dプリンターであるため、代理店や中間商社のマージンが発生する関係上値段は跳ね上がります。
対してMF-1050は武藤工業の子会社であるムトーエンジニアリング社製ですので、ある意味プライベートブランドになるかと思います。PB商品のコスパは3Dプリンターにも適用されるわけです。

⑥トラブルが少ない
CubeXを使用している際に悩まされた大きなトラブルは何と言ってもステッピングモーターの脱調です。
これは造形中突然起こり、いつどこで何回起きるのか全く予測ができずに困っていました。
脱調が起きるとそれまで正常だった面がXY平面方向に0.5~1.0mm程度ずれてしまい、製品としては使用不可能になるくらい致命的な欠陥になってしまいます。
例えば歯車を造形している最中に脱調が起きてしまうと、その歯車はもう歯車として使うことはできません。
実質CubeXは3Dプリンターと称しながら、試作品を作ることが出来ない3Dプリンターと認識しております。
MF-1050では脱調のトラブルもなく正常に造形できるためギアなどの精密部品も造形することが可能です。

CubeXはフィラメントの経路が全てチューブで覆われているため、チューブの中でフィラメントが折れたりするとそれを取り出すのがとても大変です。
MF-1050はフィラメントが全て裸で出ているため、トラブルが起きても簡単に対応することができます。

逆に悪いところや不便なところがあるとしたら…
・スタンドアローン運転が出来ない点(パソコンを接続しての運転が必要)
・スライスソフトと制御ソフトが分かれている点(しかもインストール式じゃなくそのまま起動させちゃうタイプ)
・ポリイミドテープが高価(1回取り替えるだけで6,000円)
・選択できるフィラメントの色ラインナプが少ない(でも透明はある!)
・外観デザインがとても古典的(3Dプリンターなんだからもっと近未来的にしてほしい)

その他CubeXとMF-1050の違い
・フィラメントの径を選択できるか否か(MF-1050はΦ1.75とΦ3.0mmから選択できる)
・ボックスの密閉度


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